
1. なぜ私たちは「根無し草」のような不安を感じるのか
新しい環境に身を置き、慣れない日々に追われていると、ふと自分がどこにも属していないような「根無し草」の不安に襲われることがあります。それは、自分を支える大地が見当たらないような、心細い感覚かもしれません。私の妻が以前、育った街である京都へ、大学の同窓会のために一日だけ出かけた時のことです。その間、私は当時3歳だった息子の子守りを引き受けたのですが、これが想像を絶する大変さでした。「一日くらいなら簡単だ」と高を括っていた自分を恥じるほど、育児という日常の重みに心身ともにくたくたになったのです。しかし、日帰りで戻ってきた妻の顔を見て驚きました。その表情が、出かける前よりもずっと明るく、活力に満ちていたからです。彼女は用事の合間に、かつて歩いた道や懐かしい場所を訪ねたと言います。自分のルーツ(根源)を肌で感じ、自分がどこから来たのかを確認したことで、知らず知らずのうちに枯渇していたエネルギーが内側から湧いてきたのでしょう。慣れない土地での生活や役割に翻弄される中で、私たちは「自分が何者であるか」を忘れてしまいがちです。だからこそ、自分の起源を再確認することは、困難な状況においても自分を支える「心の土台」を強くしてくれるのです。今、祈り会では創世記を学び始めています。ぜひあなたも聖書を学びに来ませんか?
